ヒラリヒラリ、咲クラ 麗しく美しく 桃色の花が開き 鳥の歌を運ぶ 五月雨の音に揺られ 夏草は青く輝く 秋風の匂ひとともに 紅に色付いて 肌を刺す冬の寒さで 月は冴えて春を呼ぶ ヒラリヒラリ、咲クラ 散り行く定めでも 今を輝きたい 麗しく美しく 舞い散る花弁 ゆらゆら落ちてく 再び咲くため 花は散るらん 瑠璃色の空に浮かぶ 儚い一つ星 くずれいく天雲は 定めなく今をたゆたふ 放たれし光はやがて 金色に輝きて かりそめの夜を照らす 静けさに思いを馳せ キラリキラリ、夜ゾラ 瞬く真珠星 やさしく今照らす 長い月日を超えて 見上げた星屑 蒼蒼輝く 今煌くため その身を燃やす 秋風の匂ひとともに 紅に色付いて 肌を刺す冬の寒さで 月は冴えて春を呼ぶ ヒラリヒラリ、咲クラ 季節が終わっても 強く華やいでる かぐわしく鮮やかに ヒラリヒラリ、咲クラ 散り行く定めでも 今を輝きたい 麗しく美しく 舞い散る花弁 ゆらゆら落ちてく 再び咲くため 花は散るらん