深い闇 霞む光 その手に握っている 砂の形見 終わらない 波の連鎖に 一人 黄昏ながら 佇んでいる 今あるものも 過ぎた日々も またやって来る明日も 流れるままに 君と共に 光のある場所へ この声が伝わるように この手が届くように 君を包む 空気のように そこにあるように 暗い闇 滲む窓辺 その瞳に映っている 夢の景色 噛み合わない 言葉のパズルを 一人 見つめながら 考えている 巡り行くもの 駆け抜けるもの すべて すべて ひとつに 『何処か』ではない 懐かしい場所 聞こえる?ねぇ その耳に伝わるように その胸に響くように 君を包む 空気のように そこにいるように この声が伝わるように この手が届くように 君を包む 空気のように そこにあるように その耳に伝わるように その胸に響くように 君を包む 空気のように そこにいるように