朝の陽が目覚め際の頬を透かし 冷えたあなたの髪をあたためる 触れられる朝を夢見ているのに すれ違うどこかで電話が鳴っている 朝の陽が冷えた記憶を溶かして 思い出せなかった人の名前が滲む 急がないと灯も消えてしまいます 砂に濡れた唄わない街のよう いつからかもう 話す時間はありません 夜は冷たい砂の上 まだゆるされない朝 あなたともお別れ 朝の陽が冷えた指先を透かし それを鈍く映して降り注ぐ 急がないと灯も消えてしまいます 砂に濡れて唄わない街のように いつからかもう 話す時間はありません 夜は冷たい砂の上 まだゆるされない朝 あなたともお別れ