月が影を落とすこの街は どこか寂れている かろうじて息をしているのは もはや僕だけさ 錆びた鉄の匂いがしていて まるで血のようだ ここだけが切り取られたようで 胸が裂けそうだ ひとりで生きていく そう決めたあの日から ひとりで生きてきたつもりでいた 誰もが何かしら 支えられているのさ 気付かない間に 呼吸を止めた 数秒後に 呼吸を始めてしまうのは 心の奥が 負けてないのさ 今、君は君に勝てた 君が肩を落とすその訳は いつもわからない 僕から言えることはと言えば 綺麗事だけさ ひとりで生きていく そう決めたあの日から ひとりで生きてきたつもりでいて、 孤独を愛せたら どれだけ楽だったろうね 孤独を愛せたら、 涙が溢れ 乾いた後で 話してしまいたくなるのは 心の奥が 泣いているのさ 誰かを愛せるはずさ 呼吸を止めた 数秒後に 呼吸を始めてしまうのは 心の奥が 負けてないのさ 今、君は君に勝てた