こんなんだから僕は 君に捨てられてしまったのだろう もう帰ってこないのに インターホンばかり見つめている おつかいによく行ってたから タバコの名前も覚えちゃったよ 忘れ方くらいメモかなんかに 書いて出て行ってよ、ばか。 枕に君がいるから 洗えないでいるの ビールは飲めないくせに 捨てれないでいる ねぇ もうわがまま言わないから いつものように コンビニの袋と一緒に 帰って「ただいま」と靴を脱いで わたしの左のでこぼこ触りながら キスをして 「もうだめだよ?」って頭を撫でて そしたら こんな傷でも悪くないと思えるから 部屋に君がいないから あれからずっと笑えないでいる テレビなんか見ないくせに 紛らわしたいんだよつけっぱなし 都合が良くてもいいから寂しい日は 他の子じゃなくてわたしに 「会いたかった」と嘘をついて ごめんね またでこぼこ増えちゃったよ だってさ 「もうだめだよ?」って 聞こえないんだもん これでしかわたしわたしを おさえられないの 君のせいであのバンドが歌う歌 全部わたしのことみたいに 聞こえる 夜 眠る 太もも 絨毯 赤く染まる このまま眠りたい もうでこぼこつけないから わたしのこと 「良い子だね」って髪を撫でて いつものように笑って褒めて わたしの左のでこぼこ触りながら キスをして 「もうだめだよ?」って頭を撫でて そしたら こんな傷でも悪くないと思えるから