唇は溶けて消えた 真っ暗な部屋で二人 このまま朝焼けを迎えるねえ ごめんね 私ね 分かってたよ嘘ついたこと いつもと同じ癖だから 分かってたの気づいてたこと 作り笑顔が下手だから バカな私は今しか見えてないから 全部あなたに尽くしてた そんなあなたは何も知らずに 愛してるなんて言ってくるから 唇は溶けて消えた 真っ暗な部屋で二人 このまま朝焼けを迎えるねえ ごめんね 私ね 「忘れていいよあの日の事、 なに一つ覚えてないから。」 忘れているの青い春も なにも思い出したくないから 最初だけだと分かってた それでもいいと思ってた そんな私はなにも言えずに 幸せの意味を教えてよ。 月明かりが照らすように 小さな火を灯したまま そのまま私だけを見つめて じゃあまたね 片方の靴が残った玄関に よれたシャツが消えたソファ 二つに別れた想いを置いて これから旅に出るよ ねえありがとね 私ね このまま夜を迎える 真っさらな部屋で一人きり 思い出は溶けてくよ ねえありがとね 私ね このまま夜を迎える 真っさらな部屋で一人きり 思い出は溶けてくよ 想い出は溶けていくよう