あんたは旅人

歌詞

十五で旅に出たあんたは 親父の影を追い歩いた 眩しく波を被る背中 旅の終りは果てしない 曲がったオールで舵を取るのか あの波越えれば明日は来るのか 揺れる甲板 帰れるだろうか 聞こえたおふくろの声 届くはずもなく… かもめの便りに聴く あんたは旅人 海行く旅人 土産もなしに帰れまい あんたは あんたは 海の男さ 半ばで親になったあんたは 脇目も振らずに沖へ出てく 旅立つ小さな背中横目で 今、あんたは親父になった 育った海原 牙を剥いても 必ず明日も波を待てよと 誓う オヤジよ 帰り待つものよ 教える逆巻く潮が 旅を続けよと 血潮よ 海鳴りの歌よ あんたは旅人 遥かな旅路よ 帰る場所ならここにあるだろう あんたを 待つのさ 海の仲間が あんたは あんたは 海の旅人