騒ぎも消えた後で 遠くに煌めく街 瞼が落ちる時 どこかで逆巻く風 窓辺に浮かぶ月が 憂鬱の影を落として迫る時 穏やかな寝息が 密やかに聞こえる 夜更けの中響く調べ どうして優しい寝顔に触れたら 鮮やかに照らす影も消えて どうして柔らかな頬に触れたら 言葉を超え伝わってく 音のない宇宙へ そっと導いてくれる 絵本を見開いて 静かに眺める午後 星座を指差して 夜空に流れる星 淡い季節の中で 手を引いて虹を探して歩くとき 繋いだ手ほどけば どこまでも広がる 瞳の中映る世界 どうして言葉が生まれる前から 晴やかに踊る時も忘れて どうして溢れる笑顔を見てたら 悲しみさえ連れ去ってく 果てしない希望が ずっと寄り添ってくれる 真夜中に目覚めると 僕を呼ぶ声手招きして震えては 思い寄せる戻らない季節と いつか訪れる手を離して歩き出す日 々を どうして優しい寝顔に触れたら 鮮やかに照らす影も消えて どうして柔らかな頬に触れたら 言葉を超え伝わってく 音のない宇宙へ そっと導いてくれる