最終のベルがなって 寒空 山の手駆け込み乗車 胸が高鳴っているのを今日は 階段のせいにしてしまおうか 冗談みたいに言う君の 「時は止まる」 言われた僕は信じたくもなる 止まぬ雨はないと言うけど 今は止まない雨に打たれたい 痛いくらい真っ直ぐな 君の言葉が僕を捉えてる わずか何分や何時間 過ぎていってしまう前に ありきたりな言葉は苦手だし 素直でいられるほど強くない だけど君と離れたくないから 伝わらない事がよほど辛い 何も言えなくなるよその前に 「素敵な記憶」になるその前に 照れないでも言えると思うんだ 君を愛しているから 上手く人を好きになれないことに 傷ついて来た 上手く人に伝えられないことで 傷つけて来た それなのに ああ、それなのに 君には言えてしまうよ 「不思議だね」って言えば笑って 「不思議だね」って返すでしょう? やっぱりそうさ 時間は決して止まらなかった だけど「これから」をどうか 僕に与えてはくれませんか? 困らせてしまうから言えないと また周り道ばかりするけれど 誰よりも好きな君の前では 少しだけ僕も強く在りたい 例えば君が受け取れなくても 君がくれたモノが輝くでしょう それが僕を導くの ずっと信じているから ありきたりな言葉は苦手だし 素直でいられるほど強くない だけど君と離れたくないから 伝わらない事がよほど辛い 何も言えなくなるよその前に 「素敵な記憶」になるその前に 照れないでも言えると思うんだ 君を愛しているから