日の出の空に飛び立った 鳥の行く手を祈り手を振るよ 追い風のようなホルンの旋律が どこからともなくこだまする かじかんだ指で手綱を取って 朝露の草を踏み分ける 駆け出せばなびくたてがみ 蹄の音 冒険のリズム 出発の合図で東へ向かう 物好きの仲間を連れて 鞄の中やポケットの路銀は 沢山じゃなくて十分さ 鼻歌に乗せて手綱を振って 野原の芽土を踏み分ける 立ち昇る煙突の煙 次の街はもう近いらしい 遥か長い道の先へ 吹雪の山も嵐の森も 僕らなら __ 遥か長い道の先へ 吹雪の山も嵐の森も 恐れはしない いつか 遥か高く虹が架かる 涙の川も嘆きの極夜も 僕らなら