山がくっきりと見えた どうやら今日は晴れそうだ 命が溢れるこの地で深く息を 吸い込む 2両の電車に揺られて 広い田んぼを眺めた 手に持つ 狭い世界をそっとしまい込んでさ 息をしている そんな当たり前すら 忘れるこの毎日 生きるとは何? 見渡す限り緑のこの世界で 大きく白い羽広げ飛び立つ ひまわり見つけたら 今日がちょっと特別に なるようなそんな気がしてた夏の日 0番ホームへと向かう 紙の切符握りしめて 揺れる電車 汽笛の音 うちへと帰る道 18時のチャイムが 街へこだましていく 寂しさと温かさ 今日を包み込んでく 見慣れた空が茜色に染まって 変わりゆく空と日常を重ねた 踏切越えて線路沿いを歩いていた 何かが見つけられるような気がして どこへ向かっているか どこへ辿り着くか 虫の音聴こえる 静かな夏の夜も 大雨 雷のような夜も あなたがそばに 感じられるこの地で やさしく穏やかに眠りについた 今夜も良い夢が 見られますように、、