君がこっちを向く前に 濡れた袖口の言い訳を考えてる 馬鹿にしないでよね 青空が愚痴をこぼす前に 揺れ動く唇の続きを眺めてる 夜は明けるからさ目を閉じて 明日のことは分かりやしないけど 君の口癖は全部分かるから この本の続きはまたにして 君に会いに行こうと思ったんだ 朝焼けが僕に手を振る前に さよならは言わないで 夕暮れの下で涙を流した 君は綺麗だった 言い訳が僕を塗りつぶす前に この恋はごみに捨てて 気まぐれな僕が手を伸ばす そして夏が終わる 君がそっぽを向く前に かいた冷や汗の言い訳を探している 最後にしないでよね ねえ 昨日のことは覚えちゃいないけど 君のほくろの数も分かるから この本にしおりを閉じてまた 君の夢の中春を探す 多少の我儘は受け入れるから ずっと隣にいて 君の叩いた16ビートだけが 光って見えた さよならで僕を誤魔化す前に ほんとのことを言って 捻くれた僕が手を伸ばすそして 秋が香る 君との写真も次の夏には 思い出にできるかな 踊り場の中で僕を笑う 君は綺麗だった 虚しさが脳を埋め尽くす前に 素直にでもなれたなら でたらめな僕が手を伸ばす そして夏が終わる 今も君を想う