助けて 助けて と 誰かが 呼んでる 霧深い森の中 館の奥から 悲しげな声で 「助けて……助けて……」 カリン「私を呼ぶのは……誰?」 ミホ 「ようこそ、 私はこの呪われし館の管理人。 貴方をご案内いたしましょう」 アカリ「あなたもここに 迷いこんだんだ。 私はアカリ。よろしくね!」 カリン「巫女のカリンと申します。 よろしくお願いしますっ!」 呪いの霧に閉ざされ 館から出られない それでも家に帰るの 家族の待つ家に 呪いを解いて帰ろう アカリ「ほんと!?」 私にできることなら アカリ「頑張ろうね!」 ふたりできっと アカリ「いいえ!」 絶対 呪いさえ 乗り越え ミホ 「コウメお嬢様、マユ様。 お客様をお連れしました」 かならず帰りたい 帰る理由はない 私のいる場所は 愛おしい我が家 あたたかいおうち マユ 「ようこそ 愛でいっぱいのこの家に」 コウメ 「今日から貴方も 私たちの家族だよ」 アカリ 「いや! 私は自分のお家に帰りたいの!」 コウメ 「言うこと 聞かない悪い子は……おしおき」 カリン 「アカリちゃん、逃げましょう!」 コウメ「逃がさないよ」