桃の花が咲く姿見ることなく 果実の甘さなど貪っている 首筋にジウス滴る昼下がり あゝ窮屈な自由だワ 季節解き放たれ 人よ狂うなかれ 障子紙隔ててる正気 猫の爪切り替わる勝利 何もかもが有りゃあ 満たされるンだよッて 思っていたのは誰のせい 有れども有れども何も無い 貴方だけは此処に居てよと ねえ縋ってね お願い 珈琲の花摘む時期識らずとも 団欒に燻るは豊かさ哉 いつの間に供給の専ら奴隷なの 幸せな我が人生! アウ… 泡沫に濡れた アイフォーンの語りべよ ぼくの 孤独をおまけなんかにしないで 季節解き放たれ 人よ狂うなかれ 膨張してゆく生命から 今日も名前が一ツ消えた 何もかもが有りゃあ 満たされるンだよッて 思っていたのは誰のせい 有れども有れども何も無い ぼくだけは此処に居るから いつまでも此処に居るから ねえ貴方 早く帰ってね お願い