降り出した雨にただ濡れて歩いた 君がいない左側 少し寒くて 何も持たないまま 生まれたはずなのに 失えば痛さ残す 思い出はまだ近くて優しいから 愛しさと懐かしさの境界線は 曖昧なままでいい 同じ空の下でずっと 繋がっているから さよなら… たった一言で終われる想いはなくて ただ落ちて行く時の砂眺めては 君を想った 醒めない夢を見てるような モノクロームの世界で 遠い旅にでも出たんだと… また会えますように 紫陽花揺れる6月の午後 君がいない世界に色を添えて 雨上がりの空 淡い思い出 もう少し このままで… さよならも言えないままで… 季節がただ通り過ぎて 想いは花となって いつか鮮やかに色付き 思い出を彩るでしょう またいつか出会えるのなら また同じこの場所で 君と手を繋ぎ歩きたい 足あとを残して