月の右側で 静かに光る 星の話を 教えてくれた 君のことを 思い出す夜だ 車は加速し海に向かってる 夏の音がもう そろそろ聴こえる 濡れたシャツも 靴の中の砂も いつか全部 忘れてしまうのか 君が好きだった バンドが歌う 歌詞のような 夜だな今夜は それ以外 何もない夜だ ギリギリ夜のうち たどり着けたら あの夏の続きが 待ってる気がした 君はまだ 笑っているか 車は加速し海が見えてきた 夏の朝の 匂いがし出した 泣いてた横顔も しおからいキスも いつか全部 忘れてしまうのか 君が好きだった バンドが歌う 歌詞のような 夜だな今夜は それ以外 何もない夜だ 朝の光が 僕を責める 眩しすぎて 目も開けられないほどだ はしゃぎすぎた あの夏のことも いつか全部 忘れてしまうだろう 君が好きだった 本当に好きだった 上手じゃなくても 言えればよかった 何もかも全部ある夜だ