ひだまりなんてなかったね

歌詞

浅い目と血の通っていない肌 芽吹いた意味にも 気づけやしないのに ねぇ、きっと体躯が未熟で 届かないんだお日様が 背伸びくらいの優しさじゃ 動かないんだ指先が 泥を捏ねたような足じゃ 象っただけの夢しか 見れずに 救いはないこと 触れられない物になっても 形の無い時代になっても 大切なんてもう遅いけど 特別なんて呼んじゃおうかな いつかの空がもう来ないのに 昨日の今日を愛しちゃったの...！ 終わりのある悲しい世界になっても ただ再生を待ってる... 緩やかに崩れてく 象るだけの世界で 押さえても溢れてく これも僕と呼ぶのかな。 捕まえていたんだ 溜め息で逃げないで ｢幸せは何処に居るの?｣ この指はきっと 何かを残せなくて ｢形は保っているの?｣ 夢なんかより脈絡の欠いた 記憶のかけらが頭の中を流れていく 便りのない走馬灯が映す世界は きっとありふれている事を 知っていて 虚しい白を纏ってく身体は 追いつけない体温ばかり 気にしている ｢ねぇ、ほら、 ひだまりなんてなかったね?｣ 白息に孕んだ祈りは 焼き直される喜びなんて知らなくて 木漏れ日のようにそっと差し 出された救いなんて きっと 僕の為だけに 向けられたものじゃなかった。 いつかの空がもう来ないのに 昨日の今日を愛しちゃったの...！ 終わりのある悲しい世界になっても ただ再生を待ってる... 置いてっちゃうの? 繋ぎ止めて 絡んだ指をもう解いたの...！ 祈っても募っていく 空を溶かせないまま ほら、ひだまりなんてさ 何処にもないから 悲しみがもう来ないように いつかの空を愛せないように 終わりのある世界になったの ただこの息が続くまで.... この息が続くまで....