よく洗われたシーツが風で力強く 空ではためいていた ぼんやりそれを眺めてたんだ 屋上に突っ立って なにを寂しいと思ってるんだろう 特に失って困るものもない 風にはためくシーツはこれから飛び 立つ翼 そんな想像を描く勇気をもらう どこまでも高く飛ぼう いつまでも旅をしよう こんなにも自由に生きてきた さよならすらも唐突でも 許されるだろう 生まれたことを後悔もする 悟られぬよう振る舞っていたけど 時にどす黒い感情に呑まれそれすら 存在意義さ 世界は 終わりに向かってるのになんで まだ笑わせようとしてくるの なんて最高の空だ どこまでも青く澄んで 背中をそっと押すんだ 臆病なぼくの よく洗われたシーツを一枚だけ 借りていく それを纏うと翼となり風を掴まえ こんなぼくでも飛べる気がする 地獄行きの切符でも 正直言うとぼくも不安で 堪らないんだ なにが待ってるの? ひとりきり 未来永劫過ごすなんてことも 未知なる旅へと踏み出す 勇気ください もう羽は休まない 宇宙の果てまで連れていくよ
