ユメハナビ

歌詞

祭りの あとの 静けさよ 背中 合わせ 揺れる 線香 花火 散れば 散るほど 鮮やかに 胸に あなたが ひとしずく 湯けむり ゆらゆらり 影法師 華やぐ 温泉街(まち)に 浸っていたい 石畳をあるく 下駄の音きしむ とおりゃんせ とおりゃんせ 火薬のにおいに 心あつくなる ひゅらり らりらるら さぁ 歌え 踊れや 宵や 祭囃子 高鳴る鼓動 幻か 夢現か 火の粉を散らして 打ち上がれ ひと夏に 咲いた 恋心 あなた 私 浴衣 切れた 鼻緒 結び直して くれた手に 触れた くるぶしが 燃えている ゆえに 繚乱 ゆめ 花盛り 夜に 溶けて おちる しだれ 花火 為せば 成るほど 艶やかに いけない 想い 溢れてきちゃう なみだが ぽろぽろり 天つ風 このまま夏の 迷子でいたい ひと波にさからい 肩と肩ふれる かえりゃんせ かえりゃんせ 終わりの向こうに はじまりの気配 はらり はらりらら 行きは 良い良い 帰りは 酔い酔い めぐり めぐるは 楽しき 四季 一度きり 命短し 遊べや 学べや 咲き誇れ 恋の出口 見送る背中に さよならの代わりに キスを ジリリ 焦げたまま 長くなる夜に 身を任せ されど 咲くのが ひとの性 あなた 私 うだる 夏の 終わり 変わる 変わるは 秋の空 なぜに 孤独は 綺麗なの 祭りの あとの 静けさよ 背中 合わせ 揺れる 線香 花火 散れば 散るほど 鮮やかに 胸に あなたが ひとしずく