風に吹かれる砂のように 躊躇う間も無く 緩やかに でも一歩ずつ 確かに離れて行く 薄れてゆく記憶を手探り 曖昧な色合い 戸惑うばかりで 虚しいだけ このまま全て忘れてしまうなら 塞いだ窓から 差した光が 最後の表情照らして 腫れた瞼と硝子の向こう側 泣きそうなくらい真っさらな碧が 一日の始まりを告げる 繰り返す生活に馴染んでしまった 離した左手 足枷になって 巡る旅路 どこまでも幸あれと祈りを 空は碧く 変わらず そこにあって 「また笑って」なんて言えずに 交わした嗚咽混じり 過ち分かち合い 目を腫らすほどには 未だ戸惑い 消えずに癒えない傷跡を隠して 次に繋ぐ右手 どうか離さないで 開いた窓から差した光が 最後の表情を暈して 枯れた涙と硝子の向こう側 泣きそうなくらい真っさらな碧が 一日の始まりを告げる 忘れてしまうなら 此処に残してしまいたい 忘れてしまうから 前に進めると知った 忘れてしまっても いつもこの場所で 「変わらずにずっと」 受け止められずに 透き通る瞳越し 空の碧さを知った日から 独り善がりに歪めた祈り 時間が形を変えていく 今はただ真っ直ぐな想いで 息を繋ぐ 雨上がり 空にかかるのは 祝福でありますように 遠ざかる影 雨粒が落ちても気づかないよ まだ少し残る空の色 ただ祈りを 涙で染まった 碧空の果てまで その名前のように 鮮やかな色で満たして どうか生きて笑って 君を祈ってる
