<北みなと 唄:大石まどか> <詞:土田有紀 曲:弦哲也> 霧笛桟ばし 待ってる女 岬にぽつり 灯がともる 連絡船が着いても 帰って来ない わるい噂に 負けそうな やせたおんなを 打つみぞれ むずかる山背の 北みなと 今じゃさびれた 漁場はさむい 男にとって 間違いの 恋に女は 命を削る あんた生まれた 町だもの 夜になったら 出て行くわ いさり火海鳴り 止めないで 霧笛なくから 私も泣ける この冬越せば 春も来る 夏の陽なかを 焦がれて鳴いた 蝉も抜け殻 のこすのに 生きた証は 風ン中 むずかる山背の 北みなと