名も無き夜をかぞえてみる 幾千の物語に包まれ 想いを偲ばし 時をさかのぼり ここに立つ我を思う 強ければいいなんて愚かな 気持ちに負ける弱い強者共の 悩み…迷う日々 繰り返されて行く 抜け出せない世を ともに帰るべき 道を探してる今夜も 短すぎる今世の日々に 恐れはいらない… 誰が為に鳴る あの丘の鐘の音よ… 響き渡れ嘆きの声が 心じゅう癒してくだろう 我に語りかけし言葉を 疑わずに行くよ… 時を築いた武士達の 魂の叫びを聞き 繋がれし今を知ろう そこに残るのは 枯れていたはずの我の 奥に眠る滂沱の涙が 流れ落ちるだけ 今傍に立つ 君を愛しく抱き寄せよう 肌を伝う温もりを感じ 静々と交わし合う…想いを… それぞれに思う道なれど 求め続けて行かん