Track byイノトモ
そうしてボクらは 忘れてゆくのか 時間の砂に 流されるままに ささやかなイトナミも 美しい記憶も たそがれの涙に 切り取られた風景も ゆっくりと 陽が沈んでゆく 思うより 早く沈むみたいだ 思いは溶けて 砂粒に混ざり びんの底へと 沈んで、溜まる スキマから こぼれ落ちてゆく さらさらと、さらさらと。 気付くと、そこは、向こう側 時間と、宇宙の、その向こう側