途切れない地下鉄に 吸い込まれ 吐き出され 他人ばかり 揺れるたび入り乱れる ひとの場所 僕らの場所 ぼやける境界線 今 手を放せば 君は他人たちの海へ 消えてしまうこと 知っているつもり 狭い出口に言葉たちが殺到していて もどかしく立ち往生する やるせのない日々 地下鉄のホームに残り 乗るはずの電車を今日も 黙って見送るだけ 地上では強い雨 降り出してきたんだろう 濡れた車体 「これ以上この場所に 留まってはいけない」と トイレの落書き 涙をうかべて「自分勝手」と責めるかい? どうしようもないことだってあるんだ 僕は上手に笑えてたかい? 泣けていたかい? どんな時も 君が望んでる 僕でいたかった どんな時も 強い姿で 君の前に立っていたかった 上手くはいかなかった 暗い足元こんなにも頼りなくて 信じるものが今ひとつ フワフワと掴めない 取り戻せたなら ただとりとめのない話に 柔らかな相づち 穏やかな午後 狭い出口に言葉たちが殺到していて もどかしく立ち往生する やるせのない日々 闇雲に強い力で押さないで 何が大切? 探しているところだ