淡い街灯 音をなくした街は ひと色の水彩の中 言えない想い 隠したミトン 白いためいきでひとり暖めて いつの日からなの あなたを追う目が 臆病なの 変わっていたの あなたが好きです 後ろ姿のフードの中 白く舞い降りてく 誰より好きです それは言えずに ひとりきりの涙 もしもあなたが振り向いたなら 逃げ出してしまう きっと私は けれど過ぎゆく人波の中 何度もあなたをさがしてしまうの 寂しい私を どうぞ見ないでね 隠す程に溢れる思い あなたが好きです いつも言えずに 悲しかった 私だけの気持ち 誰より好きです 今ひと滴 その背に降る涙 あなたが好きです 後ろ姿の髪に肩に 白く舞い降りてく 誰より好きです それは私の 壊れそうな涙 涙…………