きみは飾ろうとする女 飾りを取ったきみは 薔薇の花の微かな香りに泣いた 鏡を覗く女 鏡を割ろうとした そのまま 裸のまま 女であるだけのきみがいた 惹かれあう 男と女が まったく違った生き物どうしが ジェ、ジェ、ジェンダー おれだけじゃ 独りじゃ 半分しか世界がない 足りない 時はなにもしなくても過ぎる なにも試さなければ 人生はつまらない時間潰し 出逢いと別れがおれを変える なにも変わらなければ 生きてなにかを知ることに なんの価値がある 磨きあう男と女は 傷つき気がつき景色が拡がる ジェ、ジェ、ジェンダー 欠けている 独りじゃ 半分しか満たされない 足りない ジェ、ジェ、ジェンダー きみがいなきゃ おれには かたっぽしか世界がない きみにないものを渡そう ベッドにいこうよ おれにない装置をさあベイビー 取り付けてくれ Hey Hey Hey Hey ジェ、ジェ、ジェンダー おれだけじゃ 独りじゃ 半分しか満たされない 足りない ジェ、ジェ、ジェンダー きみがいなきゃ おれない かたっぽしか世界がない 満たされない