「子供たちに夢を」 その言葉は大人たちの身勝手だろう 誰もが皆 きっと 言葉ではなく 背中見て育った 大人たちが本気で 夢を描いて生きるのなら 言わずもがな 夢はリレーして行けるはずなのにね 経済が発展して物は溢れ それイコール幸せでないことを知っ て 今どんな夢を描けば良いんだろう? わからないから もう一度瞳を閉じて 子供たちに贈りたい 優しい未来を目蓋の裏に映そう この街を大きなスクリーンにして 鮮やかなイメージを描けたら 明日ならもうここにあるよ 「将来何になる?」 幾度となく書かされたよ 『何になるか』 それを聴く前に 『何をしたいか』 そう問うべきだろう 例えば『医者になる』 それはひとつの手段なんだ 『困る人を助けたい』と言えたら 迷うことなどない 涙を禁じ得ないくらいに 成し遂げたい何かが胸にあるのなら 「この指止まれ」そう声を出そう 隣にいる仲間に心を開こう 誰もが皆 独りで 遥かな夢を描く時代は終わった それぞれの彩り重ね合わせて 鮮やかなイメージを描けたら 明日ならもうここにあるよ 100年に一度の 暗闇が今 僕等を包み込む だけど怖くはない 暗闇の中 いつしか人は 夢という名の イメージを映しはじめるから 子供たちに贈りたい 優しい未来を目蓋の裏に映そう この街を大きなスクリーンにして 鮮やかなイメージを描けたら 明日ならもうここにあるよ 「子供たちに夢を」 その言葉がいらないほど 心のまま生きて行けるように いつかこの街がそうあるように