仮に、壮大な世界に飛び出せる様な船が在ったなら ごく平凡だった、 僕たちの日常も冒険みたいに見える? 「さあ、どうなんだい?君次第さ」 考えてる間に世界は終わり 「燻ってしまって見えないよ」 古いスニーカーで未来を探す いつか何処かで聞いた事がある様な、 懐かしいメロディ 「今日はどこへ向かおう?」 泣き出しそうな 空の向こうは知らない ほら、大きな期待が何処かで そっと息をし始める 「見つけたいよ」 駆け出そう もっと先を見たい 今日を怖がる心が震え出す 「太陽、照らしてよ。もっと輝いてよ」 手をかざしてみる 仮に、凡庸な世界を、 塗り替える様な舟が在ったなら 無理難題に思えていた日常に心配無く踏み込める? 「ああ、もう考えちゃいられないよ」 躊躇っている間に地面が消えて 気がついたらもうもどれないよ 乗り込んだ舟は予想外に揺れる 荒れ狂う風、いきなり出会うスコール 届かないメロディ 「どうしたら良いだろう…?」 それでもまだ、僕は澄ました顔で いつか見た希望を 待ってた世界を 何度も探してる 「掴みたいよ」 駆け出せる もっと手を伸ばそう まだか弱い心が震えても 太陽熱くなる。 「もっと輝いてよ」 手をかざしてみる 「見つけたいよ」 駆け出そう もっと加速して もう迷わないよ。 期待する程に太陽、熱くなる。 今日も輝くように、手を振ってみる。