そっと瞳閉じれば いつも浮かび上がるあの場所 高鳴る鼓動はすぐにでも 駆け出してしまいそうで だいぶ遠くまで来たね 気付けば見えなくなっていた 幼い頃の二人の記憶さえ そっと溢れ落ちそうで 大人になる程見えなくなるモノを 手を繋ぎこのまま 探しに行ってみたい 僕がこの街に恋をしたのは 綺麗な夜景が見渡せるからじゃなく 隣で無邪気に照れながら クシャっと笑う そう…君と出会えたから 同じ空の下で 2人違う夢を見てた 僕の方がちょっと大袈裟で 無茶なものばかりで そんな僕の話を 真剣な眼差しで聞く君を見て 世界でたった1人の理解者に 出会えたような気がしたんだ これから降り注ぐ涙を全部 分かち合えたならどんな困難も 怖くない 僕がこの街に見惚れたのは 過ぎゆく季節が 煌めいたからじゃなく 大人になればなるほどに 綺麗になる君に見惚れたから 瞬きが増えたのは 隠し事ができたんじゃなくて もう抑える事が出来ないほどに この胸のトキメキが溢れ 出していくから 僕がこの街に恋をしたのは 優しい街並みに キュンとしたからじゃなく 手を繋ぎ共に歩いた 隣で笑う そう…君が 僕がこの街に惹かれたのは 思い出補正が 働いているからじゃなく 天真爛漫な横顔の そう…君がいたから ただ…君が好きだから