西行きのエクスプレス飛び乗り 君を追う冬のバケーション 慣れ過ぎた都会の暮らしに すれ違い始めた二人 行方はあの頃の湖のロッジさ 細いボート揺らした氷の世界 若さだけスクリーンになり 色つきの窓に広がる スケート靴のまま抱き合って転んだ 忘れていたときめきを悔やむ俺さ 瞳を閉じても瞬く冬色の映画 君の愛がこの胸のリンクを滑り出し お道化ながら確かなもの掴んだはず 西行きのエクスプレス飛ばして 連れ戻す言葉捜すよ 行方はあの頃の湖のロッジさ ペチカの火に素肌あたためた夜へ 瞳を閉じても瞬く冬色の映画 戻せるなら悲しみの都会を置き 去りに もいちどだけ確かなもの摑みたくて