今日のこと わすれないよ お社で待っている 真っ赤な鳥居を100本くぐり 降りてく 下駄の音 きみはだあれ? 異界の入り口 あなたは浴衣 わたしは手をとり 奥へ誘う わたしとあそぼう 椿が落ちるまで 夢を見れるうちに ほら鬼さんこちら 手の鳴るほうへ 悲しみは頬っぺに二つ光をこぼした いつかまた迷い込んだら また会いに来てね きみのこと わすれないよ またここで待っている おやしろまわれ あかずのとびらがひらいた おふだをついばんで きつねのやまがおこった 早く外へ逃げて 取り込まれる前に いま椿が落ちた さよならは頬っぺに一つ 思い出残した 神域の出口くぐれば もうさよならだよ 狐火は 億 超 那由多 出口へ走った 繋いだ手と手がはなれて もうさよならだよ 思い出した事がある。 うんと小さい頃にも 鳥居の下を二人で走っていた。 繋いだ手と手がはなれて、 私だけ引き返してしまったんだね。 覚えていてくれてありがとう。 逢えてよかった。 きみのこと わすれないよ いつまでも待っている