声を枯らしても歌は届かなくて ただ詩を連ねている 喧騒に埋もれた自分の座標軸は 木の椅子と机だけ 誰かが笑うように 僕も笑ってみたって 偽った声を一番 自分が拒んで 新しい自分を探しに行きたくて とりあえずここに来た 孤独や虚しさは変わることはないが 少しずつ歌にできた 誰かの嗤い声に 怯えるばかりだった あの日の僕の為に何ができる 時の中で積み上げてた心の壁で 何を守ろうとしてたか今なら問える 気がしている ただ死を待ち侘びてる あなたにもあるはずさ 最後に望むものが やり過ごし生きている 君にもあるはずさ 最後に譲れないもの 僕もどこへ行けばいいか 分からないけど 何を守るべきで何を捨てるべきか 分かり始めた どんな場所も自分色に染まるさ どんな時代でも片隅にはいつも 自分だけの場所