はじめは はじめは 別にこれと云って 木だったので 鳥だったので・・・・・・ はじまると はじまると 唯 なんとなく 木に鳥だったので 一本と一羽だったので その内に その内に これが 次第にであって 幾組もであって 鳥に木だったので・・・・・ それも次第に それも次第に むしろ いつとは云えず 木に鳥だったので 一羽でなかったりで・・・・ 見る内に 見る内に もっぱら 見る見るにで 一羽でないばかりで むらがってしまったりで・・ 見あきるに 見あきるに それほど 見あきれるに 一本の木でなかったりも 全て満員の木であったりで ・・・ 終りには 終りには それすら 終ったりには 木は口もきけずで 鳥には小梢だったりで・・・ 木ですら涙を 流すのであります 木ですら涙を 流すのであります