レーヴ

歌詞

ひらり　春風が吹く 雨　空っぽの植木鉢 ぽつり　涙こぼす ふわり　夢の中 雲　ただよう飛行船 あたたかな風頬撫でる きらり　日が照らす 空　羽ばたく青い鳥 導かれて走り出す 夢中で追いかけた 湖の先で 木々の間を抜けた先に見た 一面の青いお花畑 広い世界で見つけた たったひとつだけ はるか遠くで 光るこの景色　離さないよう きっと　この先も ずっと　大切に 抱きしめている たとえこれが夢であっても ぽつり　降り出した 雨　だんだん強くなる 冷たい雫頬つたう はらり　落ちてくる 羽　地面に濡れていく 青い花も消えていく 両手からすり抜ける 大切なかけらたち 顔を覆う指の隙間から見えた 曇って遠くまで暗い世界 狭い部屋にひとりきり 今日も目を覚ます 窓の外から 冷たく降り続く雨音 きっと　この先も ずっと　大切に 抱きしめている 空っぽの植木鉢を 傘をさして街を歩いた ふと目に留まったのは 小さく可憐で優しい花 しゃがみこんで両手を伸ばす こんな近くにあった 小さい大事な幸せ ふわり　春風が香りだす ひらり　風に乗って宙を舞い 優しく包み込む 青い花びら 鮮やかに日々を彩るように きっと　この先も ずっと　大切に 抱きしめている 小さなかけらたちを きらり　今日も光ってる 淡く確かなもの 青いつぼみを 拾って両手で包み込んだの やっと　気づいたの ずっと　すぐ傍に いつもあるのは 小さな幸せのかけら