沈丁花の花が咲いたよ 悲しくて笑い明かした夜 裸の左手首は空いてたんだろ 君をいつも欲しかったんだよ ただ悲しくって 笑いたくって なにもなくて なにもなかった 今もどこかで思い出して 君は夢ってわかりたかった 流れなくって それはそれって 意味もなかった 言葉になって 明日になっていく 暦の上では 生ぬるい風に 視界がぼやけて 桜の木の下に君が舞う 花びらの行方を 僕たちは見ていたんだ 青に染まる 私の後で私は消えた 私の後じゃ意味はなかったのかな 優しさで憂いてた海に変わる春 素面の言葉は目に見て 見えない 私の全てと赤に染まる花びらは 消えないから