最後の雨になるのかな 風にそっと撫でられて カメラに映る僕達は 多分そう、光を待っている 馴染みの店は色褪せて 肩をそっと落としてしまう 彼らが望み歩くのは ただ一つ、光をそう 僕達は愛の無い世界に また船を浮かべ 新しい朝に浮かれてく 愛の無い世界で言葉に埋もれ まだ見ない未来を遮って生きていく 歩道橋の上であたった 風の匂いや缶ビールの味 やけに焦った 生き急いだ ツンとくる青春の匂いが 忘れられない 最愛の日々よ この身体朽ち果てるまで 愛を捨てた大人達が手招きしても 僕達は愛の無い世界に また船を浮かべ 新しい朝に浮かれてく 愛の無い世界でさよなら重ね まだ見ない未来を遮って生きていく