捻くれながらご挨拶 鐘を鳴らさない恩知らず 嬉し恥ずかし鬼ばかりの その言葉は嘘か真か 貴方が「好き」と呟くなら 私は「嫌い」と答えよう 蛇蝎の如く鬼ばかりの その心も嘘か実か 解読不能な振る舞いに高を 括ったならば 難儀な道を幾本も 歩むことになるでしょう 読み解けない心の闇を 甘くみたからには 俄か認定そんな朧げでいいの 腹を切りなされ 捻くれても欲しがるのは愛 ただへそ曲がって与えはしない 矛盾した世界線 ホントは「君が好きだ」と投げ期待 曝け出したい脇台詞 ほんとの気持ちを届けたい でも息と共に漏れたのは 心と裏腹な言葉なのさ 拗ねつつ耳を研ぎ澄まし 目と目があえば知らぬふり お構いなしというまやかし 照れ隠しつむじばかりの その仕草も嘘か誠か 歪んでも欲しがりな愛 でも裏返し与えはしない 矛盾した世界線 本当は「いとをかし」と嘆期待 凍りついた呪い解かして 貴方に本音を打ち付けたい 繰り返す予行練習 心は金縛り身は反比例 闇世に浮かぶ蛙の影 月明かりをぼんぼりに 姿現し後退り シラを切り蜻蛉返り 聲に惹かれて鼓動高鳴り 振り返えればまた翻り お決まり再三再四に渡り 我が身省みつんのめり 心狭くても欲しがる愛 癖がゆく手を遮るの 不器用なのは承知の上 だからどんな私でも愛して 捻くれても欲しがるのは愛 ただへそ曲がって与えはしない 矛盾した世界線 ホントは「愛している」と喚期待 字幕文字音に起こして 貴方の心を奪いたい、だが 真の愛飢えてるのは 水面に映ったあわれな我なり 毎度、捻くれお詫びします 過剰毒舌お許しを 尊いあなたに惚れてます 沼落ち前に安定剤を 毎度、誠に感謝します それでもあべこべ作動中 異議あり待ったはありません 貴方だからなのよ 欲しがるの愛