なぜ苦しみは生まれゆく 負のスパイラルを感じる どんな言葉を並べようと きっと明日には掻き消される 抑圧という合わせ鏡を何度となく 覗いた 幽閉された僕のツラはみんな同じく 目を逸らしている 遠く離れ 逃げ出してしまえ 目を細めた蛇が見ていた 思い出した 食卓囲んだ 夕刻の緩び 花瓶に生けられた一輪のガーベラは 明るく咲いていた なぜ壊され奪われる 全部鷲掴みにされている そうか お前が元凶なんだな 心臓 じわりじわりと潰され 冷酷無情のエゴに遊ばれ 狂人になった気分さ そう これは勝ち 負けのゲームじゃない ただ僕は僕らしさを捨てちゃいない 震える手を 一度鳴らしたら 始まりの合図になるさ どう転んでも 逃げ出してしまえ 全て捨てて 息を潜めて 人混みの中 佇む僕は 卑しくて 卑しくて 張り裂けそうさ 精神的な鳥籠の中 宵の明星 強く光った 今日も歩みは止めない 誰も愛おしくはない ここから先は心に熱を 持たせないように 街に弾かれ 帰路についたら 虚しくて 虚しくて なくなりそうさ 今日の終わりを迎える頃だ 何をして何を得て 何処へ進めたのかい? ひとり眠る夜 果てしなくひとり 懐かしい音楽が骨まで響く 溢れ出た涙にも自由があるさ 誰にだって奪わせない 強く生きよう 遠く離れ 逃げ出してしまえ そう決めたのは僕の心さ どこまでも纏わりつくんだ 過去も今も締め付けるように