覆った空 散らばる星屑に 照らされ無意識にまた瞼閉じる 少しも怖くはないからと呟く 掠れた口元 何を求めているの? 叫び出したいのに言の葉はひとつも 浮かばずただ虚しさだけ飲み込み堪 えて 気づいてほしい でも 誰にも触れられたくない 孤独な指先だけ ヒトリキリ 噛み締めて 月が浮かぶ 水面に揺れる波紋 瞳開くと気づけば涙つたう 少しは心も映せたら良いのに 孤独な私を誰か求めているの? 堰を切ったように込み上げる寂寞は 不器用にこぼれ落ちる星に願い馳せ て 見つけてほしい でも 微笑みかけられなくて 静かに滲む月を ヒトリキリ 抱き締めて 藍に染まり 愛を求め 繰り返し 人は誰も 独りじゃない 本当なの? 気づいてよ 誰か聞いてよ 聲はヒトリ 彼方 こだまして 叫び出す 今 その言の葉はいつしか 不器用にこぼれ落ちる星に願い乗せ て 愛がほしいのなら 微笑みかけてみようと 小さな掌ぎゅっと ヒトリキリ 握り締め