何ひとつできずに さまよい歩く心を 木枯しはふき荒れ あざ笑う様に 凍えてはいけない 涙してはいけない ましてここまで来て 倒れてはいけない 過ぎて行く者達に しがみつくこともなく 残された空しさに うずもれて 生きてゆくそのうち いい事もあるはず 木枯しに抱かれて 今宵また眠る 愛した人もいた 恨み憎んだ人も それさえ今では 懐かしく思う 忘れたりはしない 思い出は友達 白い息吹きかけ あたためてあげる 過ぎて行く者達に しがみつくこともなく 残された空しさに うずもれて 生きてゆくそのうち いい事もあるはず 木枯しに抱かれて 今宵またねむる