思い出を 辿りつつ踏む 落ち葉道 寂しさも悲しみさえも 宝物だと 父老いて 屈む背中に 細雪 ゆっくりと歩む歩幅に 昔の面影 なぜ 人は皆 生まれ消えゆくのか 生きている今だけでも 温もりを感じて 儚さが胸に染み込む 天からの雪が あなたとの優しいあの日々を 運んできてくれたの 見上げれば 見守るような 冬満月 どんな遠く離れていても 傍にいてくれる ああ あなたとまた語り合いたかった いつかまたはないこと 心に刻んだ 人生は儚く過ぎゆく だからこそ美しい 与えられた命のある限り まっすぐ生きてゆきたい 心と心 重ね合えば 繋がりあえると信じて あなたと一緒に見たあの景色 今もここにあるから ずっとあなたを忘れない