王子様 「君はあの時の…」 生田 「見えるんですか? 私の姿が…」 王子様 「どうしてそんなことを言うんだい?」 生田 「だって、私は…」 あなたの瞳に映る私は どんな生き物? 人間 それとも 取るに足らない 虫でしょうか? 僕にはちゃんと見えてる 君の心が… 姿かたちではない 命の真実 生きてる 生きてる 同(おんな)じ世界に生まれた奇跡 生きてる 生きてる いくつも悲しみ 乗り越えながら 今 めぐり逢えたことは 運命だ 未来はどこまでも続いてる そんなに涙を流していたら 何も見えない 夜空に数多(あまた)の 星があるのは 見上げるため 私だって見えてる 今はあなたが… 小さすぎる自分に 勇気をくれたの この愛(僕らは) この愛(互いに) 私を導く光のように(その手を伸ばして求め合ってた) この愛(見た目は) この愛(違っても) ちっぽけな存在 気づいてくれた 今 (思いやる気持ちは変わらない 今) 幸せに 生まれたその意味がわかったよ 生田 「やっぱり、私はあなたとは…」 王子様 「一緒に歩いてくれないか?」 生田 「でも、歩幅が違うわ」 王子様 「僕が先に進んでしまったら、待ってるよ」 生田 「あなたと出会って、私は変わった。 人間も虫もみんな この大地で生きてる」 夜が明ければ どんな暗闇も消える 誰も平等に陽は照らすそれが 希望 生きてる 生きてる 同(おんな)じ世界に生まれた奇跡 生きてる 生きてる いくつも悲しみ 乗り越えながら 今 めぐり逢えたことは 運命だ 未来はどこまでも続いてる 生田 「王子様… 踏んでる、踏んでる」