長い道のりの中で 手にしてく一つ一つ 勇ましくは進むけれど まだ何も出来ちゃいないんだ 流れる季節よそっと 輝けもっと 足踏みする心を照らすように 大切なその光は絶やさず 放さぬように 漂う風に揺られて 放つ言葉ははためく アスファルトに溶けた街が 止めどなく語りかける 耳を塞いでしまった弱さにさえ 目を閉じてしまった過去でさえ 大切な言葉だけが 与えてくれる感情を 優しい風で抱き締める秋の空 悲しみで満たさぬように 振り切るように駆け抜けた夕暮れが 瞼の奥に広がる 落ち葉の中に埋もれた 時間が動き始める 石ころのように転がって 少しずつ見えなくなる 手を繋ぐ木々の葉が赤く染まり 消えいりそうな想いを示す 身を委ねて景色の中で 自由に駆け回れ 立ち止まらず通り過ぎる秋の空 逃さぬように追いかけて がむしゃらに伸ばした 手で掴むものが 忘れないでと語りかけるよ 愛しさに目を開けば秋揺れ 悲しみに耳すませば秋揺れ 耳を塞いでしまった弱さにさえ 目を閉じてしまった過去でさえ 大切な言葉だけが与えてくれる 変えてくれる 引き裂かれそうな感情を 優しい風で抱き締める秋の空 悲しみで満たさぬように 振り切るように駆け抜けた夕暮れが 胸の中で燃え上がるよ 愛しさに目を開けば秋揺れ 悲しみに耳すませば秋揺れ