Track bymonaca:factory
たゆたう舟と音を クジラの背にのせて 波のまにまに うたう 不確かに 環に伝う 高く高く 続いてく 枝葉は月を探してく 波間に落ちた実りは 手をひかれた 子どものように 甘い想いの 記憶を 深く深く辿ってゆく 氷になった吐息は 燃える星を 見上げました 涙になった想いは 泡とともに昇ってゆく 枯れ葉が水を揺らして 虹のように 架かりました 泳ぎを終えた鼓動は やがて雨に変わってゆく 水面に ぽたり 響いた それを 君 と名付けました