相対する理想の狭間より 産まれ出る黒い泥 吸い出せない程に重い 原初にすらある 深い屑の末路以来何処にでも在る *自主規制 昨日までのありふれた常識は時に たった一つの出来事で崩れ落ちる。 「あたり一面の赫い命の痕、 証を。」 遡行を論じるに暗澹たる 曝す燦々も涜く感染 誰が乱心を判断せん脆く眼前が暗転 λόγος 理性の在る怒りを果たせ πάθος 静謐たる情動を教え οὐσίᾱ 本質を見る眼の証 ἀρχή 根源に至り成れ 蜷局巻く餘りにも凄惨たる邪悪 刻まれた怨恨が産む凶行 空想が顕現した惨劇 正義と悪の本質は一体何処に お前はどうする? 阿迦奢に広がり盈ちるは 翅のない蟲よ 融け落ち往くか?這い上がるのか? お前の答えを――。 此処に在るすべては流れ往き 其の実体無く 実体無き其のものは流れ変わり 此処に在る 何を見て生きればいい? 餐 仁 弌 零 飾り立てられた嘘に真実が 在ったなら もう何にも縋ることは出来ない 己の在るべき場所を選別する 懊悩の果てに お前のお前のお前の答えは――。