「ただ生きるだけさ」 そう思ってた ありきたりなことばかり やっていれば 楽になれると思ってた 机においた白紙の紙を そのままにしてだいぶ経つ 知らぬうちに 日もだいぶ西に動いた 流れる時代に流されないように 僕らは進まなければ 生き遅れるどころか 野垂れ死ぬだけ いくつになっても 悩みのタネは消えやしないんだ きつく痛み出す 己が体を癒すことすら ずっと叶わないのだろうか ただ生きるだけで腹は減るのか 開けた袋に手を入れて 脂ももう腹にくるようになったな 「人生なんとも 上手くはいかないね」て 嘘だと思ってたけれど それをなぞるどころか 届きすらしない いくつになっても 悩みのタネは消えやしないんだ 楽する暇も 気づけばとうに 過ぎてゆくことばかり きつく痛み出す 己が体を癒すことすら ずっと叶わないのだろうか 誰かはどうとか僕よりこうだとか いちいち考えるから 前に進むどころか 見失うだけだ いくつになっても 悩みのタネは消えやしないんだ 楽する暇も 気づけばとうに 過ぎてゆくことばかり いつまでたっても 他人(ひと)の一歩後ろで 二の足を踏む 白紙の紙も ついには何一つ 埋められずに夜を更かす きつく痛み出す 己が体を癒すことすら ずっと叶わないのだろうか ついに叶わないのか