暗い夜にこだまが叫ぶ 切り立つ山の中 赫く日にも うつろな目玉 いつも泥だらけだ 思い焦がれて 波に酔いしれ 腕を伸ばして 時に憚られ 覚めて溺れて たまにゃ微笑んで ぽつりつぶやいて 食いしばる 蛍の灯崩れちったね 惑星は蜃気楼に消えた 指先よ道なりに変われと 吠えてゆくんだ 背は嵐 胸を叩き大丈夫と言えた ことさらに笑み濡れた 面などくれてやれ 白い花は真っ先に散る 触れるも叶わずに 七分に咲いた儚い顔も 悪くはないもんだ 思い違いで 波にさらわれ 腕を折られて 時は空しくて 息をついたとて 破り捨てたとて ぽつりつぶやいて 澄み渡れと 通り雨溢れちったね 臥し転び手も冷えた ここにいることすらも忘れそうな 気がするんだ 宛先のないふるえて掠れた筆致で 書きしたためます。 どこかへと風よ吹け 瞳が枯れ尽きるもの 一度瞬けば 再びあれよあれよと なぜおもわずにいられぬのか 通り雨溢れちったね 臥し転手も冷えた ここにいることすらも忘れそうな 気がするんだ 宛先のないふるえて掠れた筆致で 書きしたためます。 どこかへと風よ吹け 蛍の灯崩れちったね 惑星は蜃気楼に消えた 指先よ道なりに変われと 吠えてゆくんだ 背は嵐 胸を叩き大丈夫と言えた ことさらに笑み濡れた 面などくれてやれ つとに続けこの空常しなえ