春夏秋冬 今刻を超えて 舞い降る桜のように 散らせて 儚い想いは 不知火の如く この身と 朽ちゆく 冥府へ 一目見た瞬間 この世界に色が戻り 思わず微笑んだ 口元を隠した 忘れかけていた喜びや 明日への希望さえも 貴方が思い出させてくれた 笑顔も涙も二人 抱き合った日の気持ちも もうすぐ訪れる死の淵に 欠片も残せず闇に 飲み込まれてしまうのかな 春夏秋冬 今刻を超えて 舞い降る桜のように 散らせて 儚い想いは 不知火の如く この身と 朽ちゆく 冥府へ 感情さえ無くし 能面を纏うように生きて 抱かれるたび貴方を想って月を見る 何処にいようと心は 貴方の側にいるわ 会いに来てくれなくなった今も… 孤独に悶える夜 月が謳う 血が滲む唇に 溺れて 咳き込むたび飛び散る 愛の言葉 貴方に会いたい会いたい 「会いたい」 笑顔も涙も二人 抱き合った日の気持ちも もうすぐ訪れる死の淵に 欠片も残せず闇に 飲み込まれてしまうのかな 春夏秋冬 今刻を超えて 舞い降る桜のように 散らせて 儚い想いは 不知火の如く この身と 朽ちゆく 冥府へ 貴方に会いたい会いたい 狂い咲く桜の下で ゆらゆら 儚く 揺られて