君が ここにいる 別れたのに ここにいる なんなら、別れる前よりもっと 君が ここにいる シーツに染み付いた 嘘も煙草の匂いも 愛しさは増してゆく一方だから 笑ってしまうよね 「全部君のせいだよ」なんて 甘えることも もうできないんだね。 ぷかぷかと部屋に煙る あなたの面影を スーッと胸の奥に吸い込んで 涙に変えた 咽返るほど苦しい 愛し過ぎた愛を ぐっと飲み込み 目を閉じた お揃いの香水を このベットに振り撒けば いつでも君を思い出せる だから私もここにいる こんなことになるぐらいなら あんなわがまま 言わなきゃよかったね。 いつも異性の話ばっかで 悔しくなって ひとり泣き濡らした夜でさえも 恋しいほどに どんな痛みも愛しいんだ 君といることが それだけがそう 全てだったのに。 君が ここにいる 別れたのに ここにいる なんなら、別れる前よりもっと 君が ここにいる 「さよなら」 ぷかぷかと部屋に煙る あなたの面影を スーッと胸の奥に吸い込めば 涙溢れた 咽返るほど歪な 重た過ぎた愛を 飲み干してほら 忘れよう。 ありがとう 好きでした だけどもう 君は ここにいた、