暗闇に 差し込んだ ひとすじの光 掴みかけ 振り返る 視線の先には まだ 続く夢の跡 目が覚めたとき 空虚な現実に 君がいないと 今日も思い出す 夢の中まで 嘘をつくなんて 仕方の無い人だから 優しさで満たした ワイングラス 溢れ出て 紅く染め上げる 何度目のさよなら 繰り返して 踏み入れる 禁断の エデンへ再び いばらみち かき分けて 流した血の色 胸の薔薇へと紅く熱く 傷つけて 傷ついて 溶け合ってゆくの この 悦楽 愛してる 愛してる 殺したいほどに 胸の箱へと閉じ込めたい 閉ざされた この部屋が 世界の全てに 時が 続く 永久(とわ)へ また 繰り返し 開かれる 舞台 現実で見た 君のその笑顔は 夢で見たまま 不思議な既視感(デジャブ)で 「夢にまで見た」 なんてそんな言葉 くすむくらい 輝(ひか)ってる 風に耐え続ける 花の様に 気高く 強い その姿 わずか一瞬の為 命宿し 燃え尽きる それこそが 薔薇の宿命 抱きしめて 終わらない 夢幻の世界で 時計の針が止まる時も 食い込んだ 爪の跡 が消えないように まだ 愛して 愛しても 愛しても まだ足りないほど この世界に閉じ込めたいよ 花園に 残された 最後の一輪 君と 花を 手折(たお)る 舞う 花弁に この想い のせて いつまでも いつまでも このままいましょう 身体ごと 心ごと 一つになるまで 離さない 分かってる 知っている 偽りの世界 それでもいいの 分かっている 優しい目 受け入れて くれるとわかっても それが 辛く 思う 愛してる 愛してる 殺したいほどに 胸の箱へと閉じ込めたい 閉ざされた この部屋が 世界の全てに 時が 続く 永久(とわ)へ また 繰り返し 開かれる 舞台